青森山田のスーパーエースが首都からプロ人生をスタートさせる。

FC東京は12日、MF松木玖生(くりゅう、3年)の来季加入内定を発表し、青森市内で会見を行った。高校1年から主力を担い、2年時から背番号「10」を背負う逸材。今夏の全国高校総体では、全6試合で5ゴール5アシストの活躍を見せ、16年ぶり2度目の優勝に貢献した。加入内定を決め、プレミアリーグ、全国選手権との3冠に向けて弾みをつける。

松木の主な一問一答

-東京に加入内定して

「FC東京で自分のキャリアを始められることをうれしく思います。チームのために切磋琢磨(せっさたくま)し、いち早く試合に出られるように頑張りたいです。高校生活もまだ残っているので、プレミアリーグや選手権という場で、自分たちが掲げている3冠を取れるようにやっていきたいです」

-東京を選んだ理由は

「すごく声をかけていただき、試合も拝見して自分にマッチするチームだと思ったのが第一印象です」

-ストロングポイントは

「ボランチでも点を取れて守備もできるところ。あと左足のキック精度を見てもらいたいです」

-マッチアップしたい選手は

「(神戸の)イニエスタ選手です。世界最高峰の選手なので、やりたいだけでなく、勝つことをイメージしてやっていきたいです」

-サポーターに向けてアピールしたい部分は

「FC東京のサポーターは熱い気持ちや熱い心を持っていると思うので、自分もそこは負けてないし、とりえなので、戦うところを見てもらいたいです」

◆松木玖生(まつき・くりゅう)2003年(平15)4月30日生まれ、北海道室蘭市出身。室蘭大沢FCで幼稚園年長時の6歳からサッカーを始め、青森山田中、青森山田高。家族は両親と兄。好きな選手はマンチェスター・シティーMFフィル・フォーデン。利き足は左。180センチ、76キロ。血液型A。