仙台育英(宮城)が優勝経験のある滝川二(兵庫)との「名門対決」を2-1で競り勝ち、県勢初の全国制覇へ大きな弾みをつけた。

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0-0で迎えた後半22分。エースストライカーFW佐藤遼(3年)が、U-16日本代表候補に選出されたMF島野怜主将(3年)が放った右クロスを高い打点のヘディングで合わせて、待望の先制点をマークした。同35分にも、島野からのパスに佐藤遼が右足で追加点を奪った。

「黄金世代」の最終章だ。現3年生は1年時にU-16全国大会で3位に輝いた実績を持つ。城福敬監督(64)は「期待の代ですよ」と言い続ける。2ゴールを奪った佐藤遼、2アシストの活躍だった島野主将など、1年時から選手権を知るメンバーがそろっている。19年度は同8強、前年度は同16強と悔しさを味わってきた。最終学年で臨む最後の選手権。今大会に懸ける思いは強い。

全国選手権の過去最高は1964年度の4強入り。チーム目標には「優勝」を掲げる。悲願の頂点へ機は熟した。

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