セレッソ大阪の新加入、MF中原輝(ひかる、25)が30日、宮崎キャンプでのJ2横浜FCとの練習試合(45分×2本、30分×2本)に出場後、オンライン取材に応じた。試合は3-3で引き分けた。

J2モンテディオ山形から移籍した左利きの攻撃的MFは「守備では前からアグレッシブにいい形でボールを奪えて、チャンスもたくさんあった。僕は、まだまだ周囲とのコンビ、距離感など細かいことを突き詰めていかないと。自分の思うようなプレーできなかった」と反省を口にした。

中原が主に任されるのは2列目の右サイド。年明けにMF坂元達裕(25)がベルギー1部オーステンデへ期限付き移籍したため、その補強で中原に白羽の矢が立った。偶然にも2人とも山形からの移籍で左利き、年齢、ポジションも同じだ。

昨季のJ2で、41試合6得点の数字を残した中原は「ポジションとか利き足は坂元選手と同じだが、プレースタイルや特長は違うと思うので、僕はキックの精度、周囲との連係でチームに貢献したい」と話した。

ブラジル人のFWジェアン・パトリッキ(24)が入国制限で来日のめどが立たないため、中原にはチャンスが訪れている。MF新井晴樹(23)らとの競争に勝てば、2月19日のアウェー横浜FマリノスとのJ1開幕戦で先発や途中出場の可能性もある。