今年の富士フイルム杯を制した浦和レッズは、開幕戦を白星で飾ることはできなかった。京都相手に最後まで攻め込み続けたが、最後のシュートが決まらなかった。

開幕直前に選手5人、スタッフ5人の新型コロナウイルス陽性が判明。主将のGK西川周作(35)は「いる選手で一つ団結してやるのが自分たちの責任だと思ってたので、だからこそ今日は必ず結果を出したかったという思いは強いです」と悔しそうに振り返った。

試合運びに手応えがあった分、チャンスを決めきれなかったことを反省点に挙げた。「やはり今日の試合はもったいなかったなとみんなも感じて、言葉にしてました」。

次は中3日で23日ヴィッセル神戸戦(埼玉スタジアム)。「今日負けて帰るというのは、僕たちも非常に悔しい思いでいっぱいですけど、サポーター、ファンの方もやっぱり一緒だと思う。つらい思いをさせた分埼玉スタジアムでしっかりとしたゲームをして、勝ってまず1歩踏み出したいと思います」。リーグは始まったばかり。まずはホーム開幕戦で今季初勝利をつかむ。