ママになった千葉レディースFW大滝麻未(32)が、出産後初めてのピッチに立った。

0-1の後半33分に途中出場。得点こそ奪えなかったが、前線で体を張り、ピッチを駆け回った。猿沢真治監督(52)は起用理由を「最後は高さのある選手を入れて点を取りに行きたいという形で大滝選手を投入しました」と説明した。

大滝は2021年11月5日に第1子となる長男を出産。翌月には産後1カ月で練習復帰を果たしていた。

所属チームの千葉も、練習を離れた期間の給料を全額支給するなどサポート。2月に静岡県内で行われたキャンプでは、大滝の夫と息子が同行できるように計らうなど、現役復帰へ支えてきた。

今季から日本初の女子プロサッカーリーグとなる「WEリーグ」が始まるなど、変革の時期を迎えている女子サッカー。ママさんとして活躍する姿は、多くの選手たちの道しるべになりそうだ。