北海道コンサドーレ札幌は19日、敵地でC大阪と対戦し2-2で引き分けた。後半から途中出場したFW中島大嘉(19)が1-2の後半31分に自身リーグ戦初得点となる同点弾。ペナルティーエリア右サイドからMF金子拓郎(24)が放ったボールに飛び込み、左肩で押し込んだ。地元大阪での得点に「家族と友達も何人か来てくれていた中で絶対点を取るぞと思っていた。ハットトリックをする予定でヒーローインタビューも考えてきていたんですけど…。でもうれしいです」と白い歯を見せた。

【関連表】J1順位表

2年目の今季大活躍を見せている。2日のルヴァン杯柏戦では「利き足」という頭で2得点。ここまでチームトップの公式戦3得点に「チャンスをもらえた時には絶対に自分がゲームを変えるゴールを決める、と常に、24時間、ずっとイメージしている」とゴールだけを見つめている。

開幕から5戦連続ドローはJ1では09年柏の4戦連続を更新する記録となった。主力選手らを欠く厳しい試合も予想された中でペトロビッチ監督(64)は「今日多くの選手がいない中、チームとして持てるベストを選手たちは尽くしてくれた」と評価した。次節ホーム浦和戦へ向け中島は「1点でも多く自分が点を取って勝たせるという思いで、いい準備をしていきたい」と引き締めた。【山崎純一】