J2アルビレックス新潟のレフティーボランチ、島田譲(31)が攻撃のテンポを作り出す。今日8日のホーム東京ヴェルディ戦に向け、7日は聖籠町での最終調整に参加した。「相手の良さを引き出さないためにも、うちがしっかりボールをにぎり、前に人数をかけて攻撃したい」とホーム7連勝をイメージした。

新潟在籍3年目の今シーズンも存在感は抜群。得意の左足は輝きを増し、相手の急所を一気に突くパスやセットプレーからチャンスを演出する。前節4日はホームで金沢を1-0で下して、今季初めて2位に浮上。4月以降7戦5勝2分けで負けなしと好調をキープする。ホームでは9年ぶり6連勝中で、首位の横浜FCとの勝ち点差を3に縮めている。「苦しい時間帯もピッチで話し合い、共有できている。勝つためのプレーを続けたい」。

東京V戦は午後2時キックオフ。試合後の午後6時30分からはWEリーグの新潟レディース(L)-日テレ東京V戦が行われる。JリーグとWEリーグの“ダブルヘッダー”を自身のSNSを通してアピールする島田は「同じエンブレムを持つチーム。男子、女子、関係なく、こういう機会に盛り上げたい」と話した。勝利でいい流れをレディースに送るつもりだ。【小林忠】