浦和レッズが前半の3失点をFWキャスパー・ユンカー(28)のハットトリックで追いつき、勝ち点1を手にした。

リカルド・ロドリゲス監督(48)は「後半のプレーは非常に良かった。選手が最後の最後まで全て出し尽くしてくれた」と振り返った。6戦連続のドローにはなったが、3月19日磐田戦以来の複数得点。前を向ける一戦となった。

前半12分に先制を許すと7分後に2失点目。同30分には横浜FW宮市にJ1初ゴールを与えた。ハーフタイムで、ロドリゲス監督は「勇敢にやり続けて行くこと。前からプレッシングでしっかりはめていけるように、前から出て行くこと」と、選手たちに言葉を掛けたという。

後半に入るとチームは一変。ロングパスも有効に使いながら、FWユンカーを中心に攻撃の形がかみ合い始めた。

「非常に価値のある勝ち点1だった。こういった試合を出して行ければ、試合にも勝つことも増えてくる。勝ち点1だが勝利のような価値のある試合だと思っている」

この引き分けをきっかけに、次こそJ1通算450勝を決めて上昇気流に乗りたい。【磯綾乃】