5大会ぶりの優勝を目指すセレッソ大阪が、関大(大阪)を相手に貫禄勝ちを収めた。

大学生の前線からの果敢なプレスに苦しんだものの、うまくいなし、前半21分にFW加藤、同33分にFWブルーノ・メンデス、同36分にDF舩木がゴールを挙げ、ほぼ勝負を決定付けた。

ただ、後半3分に関大に1点を返され、さらに圧力を強める大学生に押し込まれる場面が増えた。

ダメ押しの4点目を狙ったが、奪えなかった。相手の必死の守備に手を焼き、課題も残った。

J1リーグでは現在3連勝中で5位と健闘。この試合は前節から中2日だったため、主将MF清武ら主力はベンチに温存。FWパトリッキらは後半途中に投入された。

○…24歳DF舩木が1得点1アシストで、関大を3-1で破る立役者になった。2点リードの前半36分にはCKからヘッドで決め、トップチームの公式戦は19年ルヴァン杯以来、3年ぶりのゴール。「アピールや結果を残すことが大事だった」と言いつつ「得点よりも、1失点したことが課題」と笑顔はなし。磐田などで武者修行し3年ぶりに復帰した今季は、貴重な戦力になっている。