日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズは27日、監督兼ゼネラルマネジャーの三浦泰年氏(56)が運営会社の代表取締役に就任すると発表した。

21日の臨時株主総会で選任された。

Jリーグより科されている、準加盟に相当する「百年構想クラブ」の資格停止処分の解除に向け、代表取締役社長の吉田雅一氏以下4名の役員が辞任。新たに三浦氏ら6名の新役員を選出し、体制を刷新した。

鈴鹿は一昨のJFL最終節(対ソニー仙台)で、クラブ幹部による意図的な敗退行為の指示があった。ことし2月には、ガバナンス(組織統治)改善などの解除条件付きで資格停止処分を受けていた。継続審議されている資格の有無については、28日のJリーグ理事会で正式に決まる。

チームには弟の元日本代表FWカズ(三浦知良)が在籍しており、兄弟でのJ3への昇格挑戦が注目されている。鈴鹿は現在13試合を終えて5勝2分6敗(勝ち点17)で、16チーム中10位。首位のFC大阪から勝ち点6差と、リーグは混戦模様を呈している。