清水エスパルスは3-3でサガン鳥栖と引き分けた。前半に2失点。後半17分にMF白崎凌兵(29)のゴールで1点差とすると、直後の18分に元日本代表MF乾貴士(34)とFW北川航也(26)の新戦力2人がピッチに立った。

再び2点差となるが、同36分に右クロスを北川が左足で合わせて1点差。北川の3シーズンぶりとなるJリーグでの得点で勢いづくと、同38分にFWチアゴ・サンタナ(29)が左足で同点弾。土壇場で追いつき、勝ち点1を積み上げた。

▽先発出場でJリーグデビューを飾ったMFヤゴ・ピカチュウ(30) デビュー戦としては悪くない出来だったと思う。ただ、チームとして勝ち点3がほしい試合だった。勝てるチャンスもあった。連係面ではまだまだなので、もっと練習から詰めていきたい。さらにコンディションを上げてチームに貢献したい。

▽約4カ月ぶりのリーグ戦出場となったMF乾 いろんな人のおかげでこのピッチに立てた。本当に感謝の気持ちしかない。自分にはサッカーしかないと分かっていたけれど、いろいろなことがありすぎて苦しい時期もあった。今日は自分が入ってから3点目を取られてしまったことが、引き分けになった要因。個人としてもチャンスがあったのでこれからは決めきる仕事をしていきたい。

▽Jリーグで1121日ぶりの得点を挙げたFW北川 得点の場面は、チアゴがうまく抜け出してくれた。そこに自分が走っていけたことで、ゴールにつながったと思う。ただ、ゴールが勝ちにつながっていない。勝ち点1で誰も満足していないし、勝ち点3がほしかったゲーム。1週間後にはまた試合があるので、しっかりと勝てるようにいい準備をしていきたい。