北海道コンサドーレ札幌FWキム・ゴンヒ(27)がJリーグ初得点を目指す。

31日、札幌市内で9月2日セレッソ大阪戦(札幌ドーム)に向けた練習に参加した。8月に韓国1部水原三星から完全移籍で加入し、14日からチームの練習に合流。20日サガン鳥栖戦(1●2)でJリーグデビューを果たした。2戦目は得点が目標。「試合に出れば短い時間であろうが、ゴールを決めたい」と意気込んだ。

デビュー戦は自身にとっては後悔が残った。「初めての試合だったので、安全で無難なプレーをしてしまった。もうちょっと自信のあるプレーを出せたら良かった」。積極的な姿勢を求め、26日の札幌大との練習試合では2発を決めた。戦術面では「ミシャサッカーをまだまだ理解しないといけない」と理解を進めている途中だが、状態や得点感覚は良好だ。

キムがサッカーを始めるきっかけとなったのは、02年W杯日韓大会。その会場の1つだった札幌ドームでのプレーは、気持ちが高ぶる。2連敗中のチームに勝利をもたらすためにも「運動量をもっと上げる。点を取って勝てれば」と描いていた。