セレッソ大阪が小菊昭雄監督(47)の来季続投の方針を固めたことが17日、分かった。

昨年8月にコーチから昇格した小菊監督は、実質1年目の今季はリーグ戦でここまで4位、天皇杯はベスト8入り。ルヴァン杯は2大会連続で決勝に導き、22日のサンフレッチェ広島との決勝では自身の初タイトル獲得がかかっている。

小菊監督はJリーグでの選手経験がないものの、優れた対話能力で選手を束ね、戦術家としてもこの1年で成長。J1の中では選手層の薄いC大阪を、故障者が出ても独自のマネジメント力で補い、リーグ戦は過去最高に並ぶ3位浮上の可能性を現在も残している。C大阪で3シーズンにまたがる日本人監督は、西村昭宏氏、小林伸二氏以来3人目。来年8月を迎えれば就任丸2年となり、日本人最長政権になる。全日程終了後に条件交渉を行い、その後に正式発表される。