セレッソ大阪とサンフレッチェ広島が激突するYBCルヴァン・カップ(ルヴァン杯)決勝が22日、東京・国立競技場で行われる。決戦を前日に控えた21日、両チームが国立競技場で前日練習を行った。

C大阪は17年以来、5年ぶり2度目の優勝を狙う。昨年は決勝の舞台で名古屋グランパスに敗れ準優勝に終わっている。公式会見に出席したMF清武弘嗣(32)は、優勝と準優勝を経験し、1位と2位の大きな差を知っている選手の1人だ。

清武は「下から見る景色は、もう2度と見たくないと思ったし…。負けて優勝のチームをたたえるのは正直、複雑な気持ちだった。頂点に立って、これからの未来あるセレッソのためにも、今回、タイトルは非常に大事なものになる」と話した。

広島と甲府が戦った天皇杯決勝はテレビで見ていた。準優勝に終わった広島の佐々木主将の姿も画面を通してみた。

清武は「(佐々木)翔の姿がすごく印象的で。多分、僕も去年ああいう姿をしていたのかなと思いましたし。だから強い思いを持って、また強くなれたと思っている」。

続けて「チームとして今年入った選手、去年の悔しさを知ってる選手、全員で取りにいきたい。最後は、今年は笑って終わりたい」とリベンジを誓った。