J2優勝での来季J1復帰を決めているアルビレックス新潟は23日、サポーターとクラブ幹部の意見交換会「サポーターカンファレンス」を新潟市で行った。

中野幸夫社長(67)は「監督、スタッフ、選手を支えてくれた企業パートナーやサッカー関係者。そして多くのサポーターのおかげで目標が達成できました」と周囲のサポートに感謝し、「さらなる高みを目指す。一緒に戦ってほしい」と集まった90人のサポーターに来季に向けた決意を表明した。

具体的な数字は示さなかったが今季も黒字となる見通しで、中野社長は「チームの成績に応じてグッズ購入が好調だった」。来季に向けたチーム編成、J1定着への中長期的なビジョンについて寺川能人強化部長(48)は松橋力蔵監督(54)が取り組む攻撃サッカーの継続を強調。「ルヴァン杯もあるので選手は増える。今いる素晴らしい選手たちと少し違うタイプを何人か入れたい」と話した。

カンファレンス後、報道陣の取材に応じた中野社長は「(来季は)中位より上。1つでも上の順位を目指す。編成は強化部に任せているが今のサッカーを継続しながら工夫を加えたい」と語った。【小林忠】