5年連続33度目の出場の丸岡(福井)が、初出場の日体大柏(千葉)に敗れた。

序盤は一進一退の攻防が続いたが、前半22分にGK清水唯太(2年)が相手のロングボールを後逸。ミスから先取点を許した。

その後はカウンターを中心とした攻撃を展開。ワンタッチでパスをつなぎ、相手ゴールに迫った。守備でもDF山田健太主将(3年)が体を張り、追加点を阻止し続けた。

しかし、1点が遠かった。後半37分には、決定的な2点目を献上。地元の大声援を受けて勢いに乗る相手に対し、ネットを揺らすことができないまま、試合終了のホイッスルが鳴った。

試合が終わり、10分ほどたった頃。取材エリアに現れた小阪康弘監督は「不思議な負けはないと思うんですけど、やっぱりミスをしたら勝てないですよね」と唇をかんだ。

チャンスメークする場面も多かったものの、シュート数は3本にとどまった。「(ボールを)持たされちゃって、消極的になりすぎたかな」。時折遠くを見つめながら、敗北の理由を探した。

丸岡は今夏の全国高校総体(インターハイ)で、日大藤沢(神奈川)や市船橋(千葉)を撃破し、16強に進出。今大会の1回戦でも、PK戦の末に高知を下していた。

北陸の公立の雄は1997年度大会以来の4強を狙ったが、“年越し”とはならなかった。

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