開催中の全国高校サッカー選手権で2大会連続で準決勝に進出した大津(熊本)の平岡和徳総監督(57)が5日、オンライン取材に対応した。7日に国立で東山(京都)と対戦する。

前回大会の準優勝は「非常にアドバンテージ」と自信満々。独特な表現で経験値の重要性を説いた。

「やはりね、山とか海とかと同じで、そこに登らなければ、泳がなければ分からない経験というのは、当然ある。山を登ってる途中に『ここには泉があって、泉で補給ができる』とかね。見た目では分からないけども、ここで注意しなくちゃというのも分かる。それが経験値」

1年前にスタメンだったMF田原、FW小林らは今年も主力。4強の中では唯一、国立競技場でプレーした選手が数多く残っている。平岡総監督は「そういったものをより多く財産として持ってるかどうか」と、勝負の決め手を語った。公立の雄は、初優勝への道しるべを知っている。この日は都内で2時間弱の調整を行った。