J1サガン鳥栖は9日、佐賀市・佐嘉神社で必勝祈願を行った。就任2年目の川井健太監督(41)は、新シーズン開幕へ気を引き締めた。
祈願を終え、「いい成績を残すことと、全員が大きなけがなく、シーズンを終えられるよう祈願しました。やらなきゃいけないという思いです」と意気込んだ。
チームは2月4日に沖縄キャンプを打ち上げ、2日間のオフを挟んで7日に再始動した。
キャンプ中、川崎Fとの練習試合で11失点を喫した課題修正などに取り組み、18日のホーム開幕戦(対湘南ベルマーレ、駅スタ)へ向かっている。
今季、特にフォーカスしている攻撃面に関しては、練習試合などを通して「一番嫌なことは点が取れないことだったが、ある程度できる感覚があった」と手応えを感じている。
だが一方で、川崎F戦を例に「前がかりとなり、後ろに人がいなかったことは反省している」と話した守備面は当面の課題だ。
それでも、開幕へは「(練習試合は)全試合で得点を重ね、ストロングを出して行ければ失点も減らせると思う」と前を向く。
あとは攻守のバランス調整で、きっちり開幕へ合わせるだけだ。【菊川光一】