セレッソ大阪小菊昭雄監督(47)は22日、WBC日本代表の優勝に「すばらしいこと。改めて、スポーツの力はすごいと感じた」と祝福した。この日のC大阪のチーム練習終了とほぼ同じ時間帯に、日本の優勝が決まった。

「昨日(準決勝)も、最終回のサヨナラの場面は見ていたし、感動的だった。すごくうれしいし、日本の優勝から学ぶべきこと、たくさんのことを感じた。私たちもサッカーを通して、たくさんのパワー、笑顔を届けたいと思った」

オリックスと同じ、大阪市此花区の舞洲に練習場を置くC大阪は、同球団とは普段から交流がある。今回のWBCの強化試合が京セラドーム大阪で行われた際は、大谷翔平ら日本代表も舞洲で調整していた。

WBCと同じように世界一を決める、サッカーのワールドカップ(W杯)に2度出場したMF香川真司(34)は、今大会の日本の試合をテレビで応援し、詳細もチェックしてきた。

この日の香川の取材対応時は、日本が最終回の守備に入ったタイミングだった。「早く見たいんですよ、まだ試合終わってないから」と、香川は足早にクラブハウスに戻り、テレビの生中継で日本の優勝の瞬間を見届けた。