北信越大学サッカーリーグ1部が開幕する。7連覇を狙う新潟医療福祉大は15日に初戦を迎える。エースストライカーのFW田中翔太(4年)は「2年連続での全勝優勝が目標。夏の総理大臣杯、冬のインカレ(全日本大学選手権)で日本一になるためにも圧倒しなければならない」と力を込める。

圧倒的なフィットネスと決定力が武器。北信越勢として初めて準優勝した昨年度の全日本大学選手権では4得点で大会得点王に輝いた。シーズンオフにはJの2クラブの練習に参加。レベルの高さを痛感も、同時に手応えも得た。「自分の武器を再確認できた。もっと質を向上させたい」。

同大で昨年まで2トップを組んだ1学年先輩のFW小森飛絢(ひいろ、22)が現在、J2千葉で5得点を挙げ、得点ランク2位の活躍を見せている。刺激を受け、さらに得点欲が増す田中は、今季リーグ戦で小森が3年時にマークした31得点(18試合)を上回ることをノルマに設定した。「飛絢君の記録を超えればプロ入りに向けてアピールになると思う。得点を重ねながら勝利へ貢献したい」。野性味あふれるストライカーが本能むき出しでゴールに迫る。【小林忠】