ベガルタ仙台が後半戦初戦を飾れなかった。連敗は2でストップも、徳島ヴォルティスと1-1のドロー。

3試合ぶりの勝利を逃した。19試合ぶりに先発したFWホ・ヨンジュン(30)の来日初ゴールで先制したが、追いつかれる試合展開に「ゴールは決められたが、チームが引き分けてしまい、納得していない」と悔しがった。

韓流ストライカーの一撃は空砲となった。0-0の前半28分。ホは「僕が好きなボールが入ってきた」とMF松下佳貴(29)の縦パスに抜けだし、2度の切り返しで相手DFを揺さぶる。最後は股下を抜いてゴール左に突き刺した。昨季はKリーグ1部の浦項スティーラースに所属。リーグ戦10得点5アシスト、カップ戦4得点の実績を残して仙台に加入した。今季出場12試合目での初得点。眠っていた点取り屋がようやく目を覚ました。

しかし、1点リードの後半10分に同点ゴールを浴び、勝ち点1獲得にとどまった。ホの得点が決勝点とはならず、「初ゴールはできたが、これからもっといい姿を見せられるようにしたい」と力を込めた。

次戦は7月1日、仙台元指揮官の渡辺晋監督(49)が率いるモンテディオ山形とアウェーで「みちのくダービー」を戦う。Jリーグ公式戦での通算対戦成績は18勝15分け8敗とリード。ホは「韓国でもダービーは数々やってきた。日本でも熱い戦いが繰り広げられる。前回は2-1で勝ったが、必死に走って無失点で勝ちたい」と意気込んだ。

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