J1で15位のアルビレックス新潟は7月1日のホーム、サンフレッチェ広島戦に向け、聖籠町で準備を進めている。今週初めのトレーニングでキレのある動きを見せたのはFW谷口海斗(27)。6対6のミニゲームでは素早い反転からのシュートで何度もゴールネットを揺らした。今節は6位広島、次節は2位ヴィッセル神戸と上位チームとのホーム連戦となるが、オレンジサポーターの声援を背にゴールに迫り、チームを今季初の2連勝に導く。

 

J1再昇格後、初勝利を挙げた難敵からの“シーズンダブル”を奪う。広島とは2月26日の今季開幕2戦目(Eスタ)で対戦し、2-1で競り勝っている。今季リーグ戦4得点目を狙う谷口は「勢いをつけるためにも先制点を狙う」と意気込む。

前節24日のアウェー柏レイソル戦(0-0)は後半19分から途中出場。終了間際にMF小見洋太(20)の左クロスから決定機を迎えたが、右足ダイレクトシュートはGKの正面に飛んだ。「トラップしてから打っても良かったかも」と振り返るが、「いい位置に走り込めている。あとはいい判断をして仕留める。しっかり準備する」。

攻撃をけん引してきたMF伊藤涼太郎(25)がベルギー1部のシントトロイデンに移籍し、MF高木善朗(30)も柏戦で負傷離脱。トップ下を本職とする選手が不在となり、18日のルヴァンカップ鹿島アントラーズ戦以降、トップ下を置く4-5-1からボックス型の4-4-2にシステムを変えているが、チームに戸惑いはない。「距離感だったり、人を見るという部分は変わらない」と谷口。新布陣では2トップの一角でプレーする。「(コンビを組む鈴木と)いい形は作れているし、2人だけでゴールに行ける感覚もある」と手応えがある。

前節で引き分け、リーグ戦5試合勝ちなしで順位を13位から15位に落とした中、ホームで広島、神戸と上位チームとの対戦が続く。「勝ちきれずに周りは心配していると思う。いい雰囲気になるように勝って巻き込んでいきたい」。ホームの大声援をアドバンテージに、アクションを起こして勝ち点6をつかみにいく。【小林忠】