J3降格の危機に直面している前節最下位の大宮アルディージャが今季初の3連勝を飾った。

ホームで残留を争う20位レノファ山口を2-1で下し、勝ち点を36に伸ばした。残り4試合で残留圏との勝ち点差を6に縮めた。

J2残留に向けて負けられない大宮は、ホームのサポーターの声援を受けて序盤から積極的に攻めた。前半15分、右サイドバックのDF岡庭愁人のクロスをMF室井彗佑が頭で押し込んで先制。後半11分にはFWアンジェロッティが左足で見事なミドルシュートを決めて突き放した。

試合終盤に一瞬の隙を突かれて失点し、3試合連続の無失点はならなかったが、試合のなかったツエーゲン金沢(勝ち点33)を抜いて暫定21位に浮上した。

原崎政人監督は試合後のインタビューで「前半はいい形で入ってくれた。先にゲームを動かせたので落ち着いて進められた。でも、最後の1失点はもったいなかった」とコメント。次節は22日にアウェーで藤枝MYFCと対戦する。