首位の筑波大と2位の流通経済大の「茨城ダービー」は、筑波大がFW半代将都(3年)の2発などで快勝し、2位との勝ち点差を4に広げた。

アジア大会の韓国戦で先制点を決めるなど、同大会4発の1年生エース、FW内野航太郎が、U-22日本代表の米国遠征に追加招集され不在。“代役”で先発した半代が、先輩の意地を見せチームを勝利に導いた。

半代は熊本・大津高から筑波大に進学。今年3月の日韓新人戦でハットトリックを決め、定位置確保へ勝負の年となったが、後輩の内野の台頭もあり、ベンチを温める試合が続いた。「ウッチー(内野)が追加招集でいないので。自分もチャンス来るかなと思っていた」。前節東洋大戦は、内野が不在で半代が先発したが不発。チームも引き分けに終わっていた。「東洋大戦で出て、勝たせられなかった。ここは自分が決めて、という思いだった」。

1-0の前半41分に、MF田村の左サイドからのクロスに体ごとファーで飛び込み追加点。後半31分には頭でネットを揺らし勝利を引き寄せた。

半代は「ウッチー(内村)はスーパーな選手で、どんな時も点を取る。何もない所からも点を生める。見ていてすごい。自分もウッチーの動きを勉強している」と後輩の力を認めている。「いない中で自分が点を取って勝つのは自分の大きな財産になったし、チームとして勝てて良かった」と振り返った。

母校の大津高は、サッカー部員のいじめ問題が発覚し、活動を自粛している。大津OBの筑波大のチームメートと「今日は大津に明るいニュースを届けよう」と誓って臨んでいた。大先輩のDF谷口彰悟(32=アルラヤン)は、日本代表で活動中。大津の先輩たちは、しっかりとサッカー界で存在感を発揮している。