7位モンテディオ山形が、12日の最終節で勝ち点「64」で並ぶ6位甲府とJ1昇格プレーオフ(PO)進出を懸けて激突する。

守備の柱を担うDF野田裕喜(26)が、チームトップ12得点の甲府FWピーター・ウタカ(39)を警戒。いまだ忘れられない一戦を振り返った。20年8月8日、山形は当時ウタカが所属していた京都と対戦。試合は野田のゴールで先制。だがその後、ウタカに4ゴールを喫し、ショックが残る逆転負け。今年2月の開幕甲府戦ではウタカを無得点に抑えて勝利(2-1)したが、まだまだ足りない。「センターバック2人とGKで守る。前の選手には思いっきりプレーしてほしい」と、PO進出がかかる大一番でゴールを守り抜き、無念を晴らす。

絶対に負けられない理由がもうひとつある。先日、山形在籍5年目のMF岡崎建哉(33)が今季限りでの現役引退を表明。野田は「(岡崎さんは)人間性のある人です…」と涙を見せ、「まだ(岡崎さんと)一緒にプレーをしたい。建哉くんの思いも背負って戦う」とPO進出を誓った。

運命の一戦は過去最高の観客が詰めかけることが予想される。チームの思いがひとつになった山形が、サポーターの大声援を背に勝利をつかみ、2年連続のPO進出を果たす。【木村有優】