10位のアルビレックス新潟は敵地で横浜F・マリノスとスコアレスで引き分けた。8試合負けなし(3勝5分け)で勝ち点を42に伸ばしたが、鹿島アントラーズに3-0で勝った9位川崎フロンターレとの勝ち点差が3から5に開き、最終節を残して今季のひと桁フィニッシュはなくなった。

 

前半12分、左DF新井直人(27)の背後を突かれる形で決定機を作られるが、GK小島亨介(26)が右手でコースを変えて防ぐ。後半6分、相手FWのヘディングも再び小島がかき出す。後半は左MF小見洋太(21)、途中出場のFW長倉幹樹(24)らが決定機を迎えたが、決めきれなかった。

リーグ連覇を狙う2位横浜に対し、真っ向勝負を挑んだ。前半はボールを支配される展開もコンパクトな守備で対応。ボールを奪った後は相手の前からのプレスに苦しむ場面がありながらも小見、MF太田修介(27)がサイドから鋭く縦に抜け出してチャンスをうかがった。

松橋力蔵監督(55)は試合前日、「(ボールを)止める、蹴る。判断を正確に行うことがスピードアップにつながる。1つ1つのプレーを大切にして無駄を省き、パワーを持ってプレーしたい」と話していた。前半はシュート1本に終わったが、攻撃のギアが上がった後半は速攻と遅攻を使い分けながら横浜ゴールに迫った。

守備は小島、センターバックのトーマス・デン(26)と渡辺泰基(24)が中央を固め、突破力のある相手の両翼は両サイドバックの新井、藤原奏哉(28)が自由を奪い、3試合連続無失点とした。次節12月3日はリーグ最終戦。ホームで今季開幕戦を戦ったセレッソ大阪と対戦する。

 

◆GK小島(再三の好セーブでゴールを死守)「相手とともに強度の高いゲームができた。シュートに関しては冷静に対処できた。(好セーブも)もっともっと高いレベルを表現しないと、上にはいけない。最終戦は勝って喜びたい」