横浜F・マリノスが山東泰山(中国)に3-0で勝ち、決勝トーナメント進出を決めた。

1次リーグ突破へ2点差以上の勝利が必要だった横浜の先制点は、前半ロスタイム4分。FWヤン・マテウスからの、スペースへのパスに抜け出したFWエウベルが、DF2人に挟まれて体勢を崩しながらも決め切った。

後半12分には今季J1得点王のFWアンデルソン・ロペスが追加点を決め、これで突破条件である2点差を満たす。すると19分にはFWヤン・マテウスが鮮やかなループシュートを決め、3点差として突破をより確実なものにした。

A・ロペスは「試合が始まった1分目から目標の突破まで、やるべきことをしっかりやった。ホッとしています。我々の特長であるパスワーク、うまく連係を取って、得点につながって良かったです」

今季限りの退任が決まっているケビン・マスカット監督体制で、この日がラストゲーム。持ち味である攻撃サッカーを存分に発揮して締めくくり「監督は、このチームで素晴らしい仕事をしたし、名を残せたと思います。今日は突破して監督を送り出したい。選手全員がそう思っていたので、みんなで監督のところへ走りました」とA・ロペスは満足そうに振り返った。

これで決勝トーナメント進出は川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府に続いて日本勢では3クラブ目となった。

【動画】横浜ヤン・マテウスが鮮やかループシュートを決め3点目