北海道コンサドーレ札幌MF浅野雄也(26)が11日、札幌・宮の沢でスタートした合同自主トレに参加した。氷点下2度の寒空で、雪が積もったグラウンドの外周を約30分ランニングし、汗を流した。新年の抱負を聞かれると「やっぱタイトルですね。今季こそタイトル取って、『タイトル奪いトル』つって」と語った。

この日、参加者8選手で最年長だった26歳は、先頭で走った。「ケツをたたかないと」と、若手をけん引する覚悟を姿勢で見せる。最近読んでいるというボクシング漫画「はじめの一歩」の影響を受け、「めちゃトレーニングしてる漫画を見てるので、頑張れます」と、追い込んだ。

大体大時代の1学年後輩で、いつも一緒に時間を過ごすことが多かったDF田中駿汰(26)がセレッソ大阪へ完全移籍した。「本当に寂しい。もう田中ロスが来ている。駿汰君、僕は非常に寂しいです。戻って来てください!」と訴え、報道陣の笑いを誘った。ライバルとなったが、負けるつもりはない。対戦時には「カツーンと行ったりますよ」と意気込んだ。

オフは年末に結婚式を挙げるために訪れた沖縄でも、ジムで体を動かした。チームは15日から沖縄キャンプで始動する。昨季は自己最多の34試合12得点。「去年はチャンスがたくさんあった中で、決めなあかんシーンがたくさんあった。ゴールの質っていうのは、個人としてもチームとしても高めていきたい」と、決定力向上をテーマに挙げていた。【保坂果那】