昨年と同一カードの一戦は、静岡学園が2-0で浜名を下し、3年ぶり17度目の優勝を飾った。前半、FW池田双葉(2年)の右足ミドルで先制すると、後半はFW大木悠羽(ゆう、2年)が追加点。新チーム始動から約3週間での今季初タイトルとなった。女子は藤枝順心が9-0で東海大静岡翔洋に完勝し、20連覇の偉業を達成した。

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藤枝順心が女王の貫禄を示した。大量9得点に加えて、被シュート0本で無失点。初優勝を狙った東海大静岡翔洋の挑戦を完勝で退けた。1年時から主力を張るDF柘植沙羽(2年)は「プレッシャーもあった中で、良いスタートが切れてよかった」。輝かしい歴史をつなぐ節目の20連覇を達成し、頬を緩めた。

FW藤原凛音(2年)が攻撃をけん引した。1-0で迎えた前半6分、左サイドを突破して追加点。序盤で準決勝・磐田東戦(6○0)に続く2戦連発をマークすると、4得点1アシストと暴れた。3トップの一角で躍動し、高校初のハットトリックを達成。「少し緊張もしたけど、いつも通りのプレーができて良かった」と白い歯を見せた。

前チームは、夏の全国総体で7年ぶり2度目の優勝。冬の全日本高校選手権でも2連覇を果たし、全国2冠を達成した。今後も「追われる立場」で全国の主要タイトル獲得を目指す戦いが続く。柘植は「攻守の切り替えがまだまだ遅い」と課題を口に。藤原も「もっと点を取れる場面はあった。攻守の切り替えも、もっと徹底していかないと」と反省を忘れず、表情を引き締めた。【前田和哉】