ヴィッセル神戸は9日、神戸市内のいぶきの森球技場でメディア公開練習を行った。

7日に国立競技場で行われたMLSインテル・マイアミとの試合では、0-0からのPK戦で勝利。吉田孝行監督(46)は「手応えはあったし、良い経験になった。特に後半は相手に押し込まれる状況もあった。その中でどう守るかもしっかりできたし、いろんな面が見られて良かった」と振り返った。

マイアミ戦を欠場したDF山川哲史(26)とDFマテウス・トゥーレル(24)は全体練習に合流したが、FW武藤嘉紀(31)はピッチに姿を見せず。

指揮官は「日々の状況を見ながら」と話し、開幕に向けて調整を続けていくことになりそうだ。

17日に控える川崎フロンターレとの富士フイルムスーパーカップ(国立)に向けて、指揮官は「もちろん勝ちにいくというのが前提で、キャンプから取り組んできたことがどれだけできるのかを試せる」と楽しみにする。現状を「去年の8~9割ぐらい」と話す吉田監督は、ここから開幕までの時間で「今やっていることを、より強固にしていく。細かいところまで修正しながらやっていきたい」。神戸はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(36)擁するスター軍団を無失点に抑えた手応えを、連覇を狙うリーグにつなげていく。