J2清水エスパルスの新加入FWルーカス・ブラガ(27)が急ピッチでコンディションを上げている。13日に静岡市内のクラブハウスで加入会見を実施。背番号「11」のユニホーム姿を披露した。期待の助っ人はブラジルの名門サントスから期限付き移籍で加入。コンディションは8割ぐらいだといい、「ここから上げていきたい」と決意を口にした。

チームには鹿児島キャンプで合流。10日のJ1磐田との練習試合でもピッチに立った。最大の武器はスピードを生かした推進力。ブラジルでは両サイドハーフをこなし、「そこは臨機応変にできる」と自信を見せる。来日前にはMFカルリーニョス・ジュニオ(29)とも連絡を取り合い、チームの情報を事前に聞いていた。異国での生活にもスムーズに溶け込んでいるようで、「いい形で迎え入れてくれて感謝している」と笑顔を見せた。

日本特有のスピーディーなスタイルにも順応しつつある。ブラガは「フィットできている。連係を高めながらやっていきたい」。個人での目標は二の次で、チームのJ1昇格に貢献することが最優先。期待のブラジル人助っ人が自身の武器で多くの得点機を演出する。【神谷亮磨】

 

○…清水は12日、トルコのコジャエリスポルからブラジル人FWドウグラス・タンキ(30)が完全移籍で加入すると発表した。188センチ、92キロの屈強なアタッカーは新たな得点源として期待されている。過去には群馬と新潟でプレーした経験があり、Jリーグでは3クラブ目。タンキはクラブを通じて、「エスパルスファミリーの一員になれることがうれしいだけでなく、モチベーションもすごく高いです。神のご加護を信じて、リーグの最後は共に笑い、祝福を分かち合いましょう」などとコメント。現在は来日に向けた手続きを行っており、メディカルチェックを経て、正式契約となる。