J1サガン鳥栖は21日、佐賀・鳥栖市内で練習を行い、24日リーグ開幕のアルビレックス新潟戦(駅スタ)に備えた。

ハーフコートを使った8対8の実戦形式や、攻守ともにクロス対応に時間を割くなど、別メニュー組の5人を除き、雷雨の影響で30分遅れたフルメニューをこなした。

24日開幕のホーム新潟戦は、相手の「機動力封じ」で勝利を狙う。

パターンが増えたプレスで勝機を見いだす。

昨季10得点のMF長沼洋一(26)は「昨年からプレスの仕方が変わった。キャンプからチャレンジできている」といい、昨季から進化した強度の高いプレスで相手のパスワークを寸断する。

川井健太監督(42)はプレス強化の狙いについて「我々の守備は失点しないことと同時に、得点を奪いに行くことですので、ワンパターンだったのを、2、3パターンに選択肢を増やした。新潟がボールを持つ時に圧力をかけていきたい」と明かす。

今季はより得点力にフォーカスしており「攻撃は最大の防御」とばかりのアグレッシブスタイルを貫く。

ただ、沖縄キャンプではけが人続出の影響もあり、練習試合4戦8得点18失点と、新戦術は未完成に終わった。だが、修正をさらに加えて、開幕ダッシュにつなげる。