アスルクラロ沼津が6年ぶりに開幕2連勝を飾った。ホームでガイナーレ鳥取に4-0。初戦(3-0金沢)に続く完勝劇に、詰めかけた約1300人の観客を喜ばせた。中山雅史監督(56)は「選手は今日もハードワークをしてくれ、しっかりピッチで表現してくれた。頼もしい」とうなずいた。

序盤からハイプレスを仕掛けて主導権を握ったチームは前半16分、左クロスに反応したFW和田育(23)が左足で押し込み先制。1-0の後半7分にはFW森夢真(22)の2戦連発弾で勢いづくと、その9分後、今度はMF持井響太(25)が右足でネットを揺らし3-0。最後は再び和田が、ダメ押しのチーム4点目を挙げて試合を決めた。この日、2得点の和田は「勝利に貢献できてうれしい。チーム全員で守れたことが、良い攻撃につながっていると思う」と、2試合連続の無失点試合を振り返った。

チームは6日のルヴァン杯(J2仙台戦)を経て次節10日、アウェー今治と対戦。今季2桁得点を目標に掲げる和田は「過信にならず、今後も自信を持って戦っていきたい」と力を込めた。【山口昌久】