セレッソ大阪のFW山田寛人(24)が、30日のホーム湘南ベルマーレ戦で今季初めてベンチ入りする可能性が高くなった。

昨季はJ2仙台に期限付き移籍しており、出場すれば22年9月17日のアウェー磐田戦以来となる。

27日に大阪市内で行われた公開練習後、取材に応じた山田は「ゴールやアシストという結果にかかわり、勝利に貢献できるようなプレーがしたい。リーグ優勝できるように、頑張っていきたい」と意気込んだ。

湘南戦はMF香川真司(35)がけがで欠場、前節鳥栖戦でJ1初得点を挙げながら一発退場となったMF柴山昌也(21)が出場停止となり、控え選手の奮起が期待される。

C大阪下部組織出身の山田は、今季がプロ7年目。J1通算54試合6得点、ルヴァン杯通算14試合4得点の実績を誇る。183センチ、76キロの技術力の高いストライカーで、22年は20試合4得点と活躍。2年ぶりに復帰した今季はFWだけでなく、インサイドハーフも兼務している。

1月のタイ合宿で故障したため、出遅れていた山田は「出るポジションによって違うが、自分の特長はゴールに向かっていくところや起点になるところ。いろんなプレーを体現できればいい」と決意する。

24日のFC刈谷(社会人東海リーグ1部)との練習試合で、本格的な実戦復帰を果たしており、コンディションも上向きだ。

小菊昭雄監督(48)は、湘南戦でベンチ入り候補となるFW北野颯太(19)らを含めて「彼らが競争して(ポジションを)勝ち取ろうとしている。競争を続けてもらいながら、最後は(メンバーを)判断したい」と話している。