鹿島が、FW鈴木優磨(27)のJ1通算50得点の記念弾で磐田に1-0で競り勝ち、今季初の連勝を飾った。前半33分、相手のハンドでPKを獲得。昨季までは積極的にPKキッカーを務めてこなかったが「FWが蹴るべき」と今季は自ら名乗りを上げている。「真ん中に蹴って外したら仕方ない」。経験豊富な磐田GK川島を相手に、右足でど真ん中に蹴りこんだ。アルシンドに並ぶ鹿島での50得点で、クラブ歴代8位タイとなった。

22年にベルギー1部シントトロイデンから鹿島に復帰。その時から、長谷川祥之氏が持つ鹿島での最多得点記録「89」を意識していた。「可能な限り、そこに挑戦するのは大きな目標として決めている。そこに名を残さないと、今いる意味がないと思っている」。通過点と強調。今後も得点を重ね、先輩の偉大な記録を追う。【岩田千代巳】