J1磐田は0-1で鹿島に惜敗した。前半にPKで決勝点を献上。クロスを多用した攻撃でゴールに迫るも、最後の精度を欠いた。2週間ぶりのリーグ再開戦を飾れず、3連敗となった。J2清水は0-2で山形に完封負けし、4試合ぶりの黒星を喫した。藤枝は0-3で愛媛に完敗。J3沼津も1-3で長野に屈し、県勢の全4クラブが敗れた。

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清水は0-2で山形に敗れ、連勝は「3」でストップした。昨季J1プレーオフ準決勝(0△0)以来の対決は、相手の堅守に阻まれ勝ち点3を逃した。秋葉忠宏監督(48)は「前半ゼロで我慢できなかったことが最後まで響いた」と悔やんだ。

序盤から相手に決定機を作られ防戦一方の前半34分、相手MFに先制点を献上。さらに1点を追う後半43分には、右クロスから頭で決められ0-2。頼みの攻撃陣は、後半から押し込む時間が増えるも、シュート本数は相手15本に対し清水が9本。相手の堅守に苦戦し、今季初の無得点に終わった。

この日、高卒ルーキーFW郡司璃来(18)が、プロ初の先発出場。前半終了間際に2本のシュートを放つも無失点に終わった。開幕7戦目のリーグデビューは前半のみ出場でほろ苦いものになったが、確かな1歩を踏み出した。

この日首位・岡山が引き分けたため、チームは勝ち点2差のリーグ2位。中3日で迎えるホーム徳島戦に向けて指揮官は「昇格するには連敗できない。(敗戦を)引きずることなく、必ず勝ち点3を取りたい」と前を向いた。