ガンバ大阪は13日、大阪・吹田市内の練習場で非公開練習を行い、翌日のサガン鳥栖戦(パナスタ)に向けて調整した。

10日の横浜F・マリノス戦は相手の11本を上回る21本のシュートを放ちながらも0-2で敗戦と苦いものになったが、良い形で攻撃できていることをチームはポジティブに捉えている。ダニエル・ポヤトス監督(45)は「(横浜戦は)本当にいい試合をしたし、全員でチームの流れを変えていきたい」と話し、鳥栖戦での得点と勝利で再び上昇していくことを狙う。

チームは3試合連続ノーゴールで4戦未勝利となっているが、結果は紙一重とも言える戦いを続けている。指揮官は「選手たちにはプレッシャーをかけたくない。しっかりと努力をしてくれているし、何かをしようとして(その努力を)やめてしまうこと、思い切りがなくなることは求めていない。チャレンジ、チャレンジ、チャレンジして欲しい」。結果ではなく、直近の試合での内容にフォーカスして、継続していくことの重要性を口にした。

横浜戦で圧倒的なパフォーマンスを披露したエースFW宇佐美貴史(31)は「攻守において状態よくやれている」と話す通り、良い状態をキープ。鳥栖戦でも多くのチャンスを創出することが期待される。開幕から3戦連続得点を決めて以降、ゴールを決められていないことで悔やみながらも「継続してやっていきたい。チームに数字、勝ち点ををつけるっていうところを一番求められているので、それをして勝ちに貢献したい」と意欲。決めるべき男が決めることで、G大阪が再び勢いを取り戻す。【永田淳】