J1で16年ぶりに実現した「東京ダービー」で、東京MF遠藤渓太(26)が2ゴールを挙げて東京Vと2-2で引き分けた。

退場者を出して1人少ない中で2点のビハインド。後半16分に投入されると、同23分に右DF白井のクロスを右足で押し込み1点差。同49分の追加タイムにこぼれ球を拾うと左足でゴール左隅に値千金の同点弾。「がむしゃらにやったというのがすべて。(2点目は)自分で持ち込むこと決めていた」と満足感を口にした。

2日前にドイツ1部ウニオン・ベルリンからの完全移籍が発表された中だった。加えてU-23日本代表でFW荒木、MF松木が遠征で不在のタイミングだけに「チャンスだと思った。あいつら頼みだと言われたくなかった。1つのきっかけにしたい」。3万1746人で埋まった注目の一戦でヒーローとなり、「ダービーの熱量、応援を感じた。責任を果たせたかなと思う」と喜んだ。【佐藤隆志】

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【動画】FC東京がダービーでの意地を見せた!遠藤渓太の2得点目は劇的同点弾!