J2藤枝MYFCのMF杉田真彦(28)が特別な一戦での勝利を誓った。8日はアウェーで清水エスパルスとの県勢対決が控えている。リーグ前半戦最後の試合に備え、4日は焼津市内で調整した。静岡市出身の杉田にとって、次戦は心待ちにしていたゲームだ。サッカー少年だった小学校時代、敵地アイスタでJリーグの試合を初めて観戦したという。当時あこがれていたスタジアムでの一戦に向け、「公式戦で本気の勝負ができるのは楽しみ。自分を見せつけるチャンスだと思う」と闘志を燃やした。

1年越しの思いもある。昨年は清水戦の6日前に行われたリーグ戦で右ひざ前十字靱帯(じんたい)と内側側副靱帯(じんたい)を断裂。全治8カ月の重傷だった。無念の長期離脱が決まった中でスタンド観戦した清水戦は0-5で完敗。ピッチに立てず、見守ることしかできなかった悔しさは忘れていない。

大ケガを乗り越えてカムバックした今季はリーグ戦9試合に出場。一時は左足首の負傷で8試合ベンチ外が続いたが、前節ヴァンフォーレ甲府戦で9戦ぶりに出場した。杉田は「ひざをケガする前の体に戻ってきた感覚はある」。2日の静岡産大との練習試合では2得点。完全復活を印象づけた。

清水戦はリーグ前半戦最後の試合。勝てば、今季の勝率も五分に戻る。相手は首位を走る難敵だが、恐れずに真っ向勝負するつもりだ。頼れる主将は「チームの調子も上がってきているので、たたく自信はある。ダービーですし、必ず勝ちたい」と力を込めた。【神谷亮磨】