J1で最下位のアルビレックス新潟はホームで名古屋グランパスとスコアレスで引き分けた。

守備は主将マークを巻いてフル出場したセンターバックの早川史哉(31)を中心に無失点に抑えたが、攻撃で厚みが出せず、不発に終わった。

連敗は4でストップしたが、12戦勝利なしと泥沼から抜け出せない。入江徹監督(48)は「自分たちが主導権を握ってボールを動かしながら試合を進めることはできたが、最後の質の部分でゴールをこじ開けることができなかった」と振り返った。

前節20日の横浜FC戦(0-1)から中2日。前線中央には長谷川元希(26)と高木善朗(32)が入ったが、前半は見せ場なくシュート数4本だった。2人の司令塔タイプを並べた狙いについて指揮官は「攻撃で流動性を持たせるため。互いで関係性を持ちながら中盤でボールを動かすことや、相手のマンツーマン(ディフェンス)のギャップを突くことを意識したかった」と説明。「うまくいった部分と、相手が堅くて跳ね返された部分があった。それでもいいリズムは作ってくれた」とした。

後半は選手交代で攻撃のテコ入れを図ったが、絶好機までは持ち込めずにノーゴール。「ゴールに向かう意識は良かった。ただ、同じ攻撃を繰り返していては相手も対応して来る。そこでもう1つ、工夫やパワーをかける部分は自分たちで意識して行かなければならない」。残留に向けては負けに等しい勝ち点1。無得点試合は4に伸びた。「シュートは打つけどブロックされる。打つまでの過程のところで相手をどう引き出すか。縦と横のズレをチームとしてどう作るかを共有していきたい」と話した。【小林忠】