FC東京は、川崎フロンターレ戦を2-0で破り、4連勝で東地区の暫定首位に浮上した。前後半に1点ずつ奪い、「多摩川クラシコ」で快勝。日本代表MF佐藤龍之介(19)とMF佐藤恵允(24)がともに全ゴールに絡む活躍で勝利に導いた。東京の「ダブル佐藤」が好調なチームをけん引している。
タイトル獲得を熱望する東京がついに1位になった。直近6試合で5勝1PK負け。試合のなかった首位鹿島アントラーズと勝ち点で並び、得失点差で上回った。攻撃陣を引っ張るのが2トップに入る佐藤龍と右サイドの佐藤恵の2人だ。
前半41分、速攻から佐藤龍が放ったシュートのこぼれ球を佐藤恵がボレーで押し込んで先制。やや劣勢だった前半を1点リードで折り返した。
後半は佐藤龍が効果的に下がってボールを受けて右サイドの佐藤恵を中心に相手を崩した。同12分に、佐藤龍の縦パスを佐藤恵が中間ポジションで受けて仲川輝人にパス。MF野沢零温の追加点につながった。
佐藤龍は「自分がフリーでもてれば、ああいったところも見えてきますし、恵允君もいい場所に入ってきたので確信を持って刺せました」。佐藤恵も「逆サイドにいたんですけど、中に入ってきたタイミングで龍(之介)と目あったんで、来るなと思っていいボールきてうまくターンできて、テル(仲川)くんがその瞬間にいい動き出ししてたんで、そこ使ってうまく2本のパスで崩した。あれは自分たちのやろうとしていることの1つ」と振り返った。
佐藤龍が2トップの一角で先発した試合は5連勝。その間、佐藤龍は3ゴール、佐藤恵は5ゴールを記録している。得点だけでなく、献身的な守備でもチームに貢献し続けている。佐藤恵は、好相性な後輩を「本当にスーパーな選手だと思います。言うことないです」と絶賛した。
チームは4連勝で暫定ながら首位に。最終節では鹿島との直接対決が残っており、自力優勝の可能性がある。佐藤龍は「もちろん優勝目指してますし、それが全員スタッフも含めてあの一致している目標ですけど、自分たちはまだ一試合一試合、というところで、それが優勝につながっていく」と気を引き締めた。佐藤恵は「だいぶプレッシャー与えていると思うし、ここから全勝すれば自力優勝もできる。相手が、というよりは、自分たちが全部勝つことで優勝できるので、そこだけ目指してやっていたいです」と力を込めた。【佐藤成】



