ガンバ大阪が、大阪府高槻市の市議(定数36)に公式戦の観戦チケットを配った後、団体から政治家個人への寄付を禁じた政治資金規正法に抵触する恐れがあると、市側から指摘されて回収していることが21日、市議会事務局への取材で分かった。

 事務局によると、ガンバ大阪の職員が10日ごろ、26日に予定されているサンフレッチェ広島戦のチケットを持ってきた。事務局は会派を通じて大半の市議に配布したが、一部の議員から市選挙管理委員会に「違法ではないか」と問い合わせがあり、選管が「寄付」と判断。ガンバ大阪が回収を始めた。

 ガンバ大阪によると、議員に送られたのはプラチナシートのチケットで、一席あたり年間10万円で販売されている。