静岡県社会人1部リーグ藤枝MYFCで選手兼監督を務める元日本代表DF斉藤俊秀(36)が10日、磐田退団が決まったFW中山雅史(42)にラブコールを送った。藤枝市内での練習後、「個人的な意見」とした上で「サッカー人として尊敬しているし、キーになる人だと思っている。今後の動向に注目したい。一緒にプレーすることが、実現できれば幸せ」と、熱く語った。

 日本代表でフランスW杯ではともに戦った仲。今季から藤枝MYFCに移籍した際には「ごあいさつ」も兼ねて中山と食事をし、クラブについて説明したという。しかし、3年後のJ入りを目指すとは言え、J1から5つもカテゴリーが下。斉藤は「日本サッカーの象徴のような人。まだ、中山さんの土俵に自分たちが立てていないですが、高根の花が来てくれれば、我々の土壌もよくなる」と、独特の言い回しで中山の加入を期待した。【栗田成芳】