<高円宮杯U-18プレミアリーグ参入戦:東山3-1帯広北>◇1回戦◇14日◇呉総合

 帯広北(北海道)は関西3位の東山(京都)に敗れ、プレミアリーグ参入を逃した。0-1で迎えた後半39分、MF児玉圭輔(3年)が値千金の同点ゴール。延長戦に突入したが、前半5分、同10分に失点し、力尽きた。来季のプリンスリーグ北海道残留が決定した。

 持ち前の攻撃サッカーが封じられた。シュート数は8本。相手には3倍の24本を許した。それでも意地は見せ、後半で同点に追いついた。MF宮原勇哉(2年)からのパスを受けた児玉が、右足でゴールを決めた。岩見卓監督(52)は「ギリギリのあの場面で点をとった部分は、よくやった」と選手をたたえた。チームを束ねたMF吉住竜太主将(3年)は「またこの参入戦に戻って来て、次こそは上がって欲しい」と、後輩たちに来季昇格への思いを託していた。