FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表に初選出されたFW町野修斗(23=湘南)が24日、ドーハ市内での練習後に取材に応じた。

23日、日本が金星を挙げたドイツ戦を出番がなかったものの、ベンチで体験した。

「W杯は最高の舞台だったし、1分でも長く出たいと思った。試合に出ていないが、アドレナリンがむちゃくちゃ出て、夜も寝られなかった。体感したことのない試合だった」

「鳥肌が立った」と振り返ったのは、前半途中にFW前田のシュートが、オフサイドだったものの、ゴールネットを揺らした瞬間だった。

「決めたらこんな感じなんやと。試合に出た時のイメージをしていたが、想像以上のものだった」

27日のコスタリカとの第2戦へ、第1戦に出場した選手の疲労を考えると、町野に出場機会が巡ってくる可能性もある。相手GKはパリ・サンジェルマンで活躍するナバス。改めて戦闘準備を整えた。

「チャンスがあれば、ストライカーなのでゴールしたい。攻撃する時間が、ドイツ戦より長くなるのは確か。僕は前線の起点であったり、背後への動きだしが求められる。いいコースに速いシュートがいけば、止められる気はしない。自分次第」と気合を込めた。