ハリルホジッチの呪縛から解放された!? モロッコが日本に続いてジャイアントキリングをやってのけた。前回3位で世界ランキング2位のベルギーをグループリーグ第2戦で2-0と撃破した。

今回のモロッコの状況は、前回ベスト16進出を果たした日本とそっくり。大会前にW杯出場に導いたハリルホジッチ監督を解任。新しい監督のもとで、前監督から外されていたMFジエシュらを呼び戻し、初戦では前回準優勝のクロアチアと引き分け。そして第2戦で優勝候補のベルギーを破った。

前半を0-0で折り返すと、後半28分にFWサビリがCKから直接ゴールを決めると、アディショナルタイムの後半47分には、ジエシュからのクロスをMFアブフラルが合わせ2点目を奪った。

日本も前回ロシア大会直前にハリルホジッチ監督を解任し、西野朗監督の下で初戦のコロンビア戦に勝利し、ベスト16進出を果たしている。今大会は、アルゼンチンを倒したサウジアラビア、ドイツを破った日本に続き、3度目のジャイアントキリングを達成した。さらに日本のサポーターと同様、この日のベルギー戦後にモロッコサポーターが観客席を清掃するなど、共通点が多い。

最終戦のカナダ戦を残し、勝ち点4で首位に立ったモロッコ。ベルギーとクロアチアが最後に戦うため、86年大会以来36年ぶりベスト16進出に大きく前進した。