サッカーW杯に臨んでいる森保ジャパン。日刊スポーツの記者も密着しています。「カタールの風」と題し、現地の雰囲気などを随時お届けしていきます。

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現地の外国人労働者が通う飲食店でチキンカレーを頼んだ。バングラデシュ人の店員から「いつ来たの?」「どこから?」「ドーハは初めて?」など次々と慣れない英語で質問攻めにあった。必死で英語対応しているうちにメシが来た。「これで英語で質問されずに済む」。質問されるうちに自分が何を頼んだかも忘れてしまった。大盛りのサフランライスとカレー、サラダが来た。

なんの違和感もなく、2口食べる。「あっ、チキンカレーなのに、鶏肉が入ってない」とやっと気づく。3スプーン目を食べようとした瞬間、ビックリ。大盛りご飯の中から大量の鶏肉が出てきた。さすが石油の国。油田を探し当てた気分になった。【盧載鎭】