G組首位で決勝トーナメント進出を決めたブラジルだが、カメルーン戦でまたサイドバックに負傷者が出て、6度目の優勝に暗雲がたちこめた。

左サイドバックで先発したDFアレックステレス(29=セビリア)が、後半9分にゴール前の競り合いで足首を痛めて交代した。

ブラジルは初戦のセルビア戦で右サイドバックのDFダニーロ(31=ユベントス)が左足首を痛め、第2戦のスイス戦で先発した左サイドバックのDFアレックスサンドロ(31=ユベントス)も左臀部(でんぶ)の筋肉を痛めて交代。カメルーン戦は2人ともベンチ入りしなかった。

カメルーン戦の右サイドバックには、選出に同国でも批判のあった39歳のDFアウベス(UNAM)が今大会初出場。W杯の同国史上最年長記録となった。

負傷者の復帰時期はまだ明らかにされておらず、セルビア戦で右足首を負傷してチームを離脱しているFWネイマールに加えて、サイドバックの相次ぐ離脱で、決勝トーナメントでブラジルはゲームプランや選手起用の見直しを迫られることになりそうだ。