【ドーハ(カタール)4日】ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で日本と対戦するクロアチア戦が前日会見を行った。ズラトコ・ダリッチ監督(56)と、その指揮官が「世界最高のDF」と絶賛するDFヨシュコ・グバルディオル(20=ライプチヒ)が出席した。

前回準優勝の実績とともに挑むも、慢心は1つもない。ダリッチ監督は言う。

「日本を非常に尊敬している。我々の選手に『相手を決して見下すな』と伝えた。彼らのメンタリティも分かっている。最大のリスペクトを示すいいチームだと伝えた」

日本についての分析も十分に済んでいるようで、隙も1つもない。

「ボールの支配率が非常に低い。しかし、彼らは素晴らしいトランジション(切り替え)があるし、非常にプレスも強く、テンポも早い。とても危険なチームだと選手に強調した」

指揮官は「1秒たりともリラックスしてはいけない」と続け、グバルディオルも「日本の選手はよく分かっている。大きな危険になりうることがある」と最大級の警戒心を示した。

クロアチアは前回大会MVPのMFルカ・モドリッチ(37=レアル・マドリード)を中心に、経験値と若手の勢いが融合したチーム。油断も隙もない東欧の強豪は、手ごわい相手となりそうだ。