サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会で活躍した日本代表MF伊東純也(29)が所属するフランス1部スタッド・ランスの地元紙で6日付リュニオン紙電子版は、伊東のプレーぶりを総括した。

「先発3試合」「15本のセンタリング」などと統計データを紹介し「もっとも危険な日本人」と評された。スタッド・ランスで唯一のW杯に参加した選手。「日本人ジュンヤ・イトウのW杯での冒険は終わった」と伝えた。

◆3試合先発

ドイツ戦とスペイン戦を勝った快挙の際に先発したと紹介され「彼は試合開始から1度も交代することなく、右サイドでスタートし、監督のチェンジに従って規則的に左サイドに移っていた」と万能ぶりが説明された。

◆15本のセンタリング

同紙は「伊東は、今大会で15本のセンタリングをあげて、敵ゴールの前でもっとも危険な選手だった」と書いた。「アシストは1度もなかったものの、スペイン戦とクロアチア戦のゴールを生み出すコンビネーションに絡んでいた」とたたえた。

◆40本のパス

同紙は続ける。「サイドで非常にダイナミックだったジュンヤ・イトウは、ディフェンスとオフェンス間を移行する、キー要素だった。彼は、中盤と相手ディフェンス間で40本のパスを受け取り、この統計でNO.1の日本人となった」。所属先の地元紙は、細かい統計で伊東の貢献ぶりをつぶさに説明した。(松本愛香通信員)